September 5, 2011  
     ちょこっと講座
#007 タンゴ/コーナーの回り方
 
 
 「タンゴを踊っていてコーナーギリギリまで行ってしまい、そこからどうやって抜け出ていいか困ってしまいました。コーナーに面した所からの方向転換の仕方を教えてください。」 ― との質問を男性から受けました。先週のレッスンでのことです。

 大げさなステップを使わなくてもLODを変えることはできます。こうしたノウハウは分かってしまえば何てことない事ないのですが、知っていないとなかなか思いつかないですから、下に提案する方法を、実際にサークルやプラクティス・パーティで一つ一つ練習して体に覚えさせてください。


 さて、男性は今、LODに沿ってクローズド・プロムナードを踊り、コーナーに面しました。目の前に残されたスペースはごく僅かです。男性は右足(女性は左足)に体重が乗っています。

提案1.バック・コルテを使う。
(1)もっとも単純な方法は、男性は左足後退からバック・コルテ(SQQS)を踊り、新LODの壁斜め方向に面して終わります。


(2)男性は一度左足前進(S) → 右足に体重を戻す(S) → バック・コルテ(SQQS)を踊り、新LODの壁斜め方向に面して終わります。


提案2.右足の上でPPになる。
(1)男性は左足、右足と左にカーブを描きながら2歩小さく前進し、新LODの壁に面し、右足の上でPPになります。
この男性右足の上でPPになる方法はとても単純ですが、プログレッシブ・リンクを使わなくてもPPになれる方法として、是非覚えておきたい方法です。下の(2)はその応用編です。

(2)男性は左足前進(S)します。まだ、右足は元の所に残っている所から、その場で、右足(Q)→左足(Q)→右足(S)とロック(Rock)をして右足に乗った所でPPに。この場合、男性がPPに体を開きます。次は、新LODに沿ってクローズド・プロムナードに入ります。


提案3.ウォークを使う。
(1)左足(S) → 右足(S)と大きく左回転しながら、2歩で新LODの中央斜め面する位まで向くようにします。続けてオープン・リバース・ターンを踊ります。

*2歩でそこまで向けない場合は、
(a)4歩使う。
(b)先にPSS(プログレッシブ・サイド・ステップ) の2歩(QQ)を使ってからウォークに入り、進行方向を確保しましょう。

(2)これは初心者向けではありませんが、左足前進(S)し、次に右足前進(S)したところでライト・ランジを踊ります。この後は、提案1−(1)のバック・コルテで抜けて行きましょう。


提案4.ファイブ・ステップを使う。
ほぼその場で踊る気持ちで、ステップを小さく小さくして踊ります。


 このように、ベーシック・ステップの組み合わせでも十分タンゴらしさが演出できますので、是非お使いください。また、拙書「サークルで上達するボールルーム・ダンス」をお持ちの方はP160にも簡単で有効な処理方法が出ていますので、そちらも参考にしてください。
 
  ハッピー・ダンシング! M. Kammoto