September 19, 2011  
     ちょこっと講座
#010 アラン&ヘーゼル・フレッチャー
 
 


アラン&ヘーゼル・フレッチャー(Alan & Hazel Fletcher)は私がダンスを始めたころの偉大な世界チャンピオンです。初めて彼らのデモを見たとき、洗練された動きに息を飲んだのを思い出します。


(これは1982年頃、私が札幌で撮影した8ミリ映像です)

あれから30年が過ぎ、再び彼らのビデオを見てみると、今の踊り方と違っているとはいえ、彼らの踊りが一向に色あせていないのに驚きを隠せません。むしろ、30年前の踊りが「今なお新鮮で美しいことが、とてもうれしい」と言う方が、より正確な私の気持ちでしょう。下のビデオ・クリップはその一部です。1986年、ダンスファンの企画で、幸運なことにアラン&ヘーゼル・フレッチャーと玉城盛辰・富美子先生の対談の司会を務める機会を得ました。その時の記事を読み返すと、今回、上に貼ったビデオに関して、こんな会話が交わされています。



アラン: (今回のビデオは)自分たちとしては誰よりも時間をかけて作ったと自負しているんだ。30年経ってからだって、世界中のどこで、こんな人がこのビデオを見るかわからないから、その時に恥ずかしくないものを、という意気込みで作ったんだ。

ヘーゼル: その時には、私たちの踊りは古臭く見えてしまうでしょうけれど。

富美子: 古くなってもいいものはいいですよ。

その予言は見事に外れ、彼らの踊りは今なお、オシャレで、洗練されていて、清潔感いっぱいで素敵です。ちっとも古くなっていないのです!

       
      (インタビュー時の写真。偉そうにゲストの肩に手をかける私・・・(汗))


そして2011年3月、まさか、今年の東京コングレスで、ヘーゼルさんの通訳をすることになるとは!

コングレスでは午前と午後にそれぞれ3人のレクチャーの通訳をしたのですが、私が立つすぐ隣に座っておられたヘーゼルさんは、私が通訳をしている間中気を遣ってくださり、話しかけてきてくださいました。

「マコト、お水はこれを飲んでいいのよ」
「このお水はきれいだからね」
「あら、あの人、そんな難しい単語を使って意地悪ね」
「私だって、そんな言葉知らないわよ」
 ― と。

おまけに、彼女自身のレクチャーでは、通訳者の私に向かって話しかけてくださり・・・、困ってしまいましたが、そのお気持ちが有難かったです。


踊りにはその人の人柄が出ると思います。私も再び謙虚な気持ちでベーシックの練習を繰り返しを行い、5年先10年先の綺麗な踊りを目指したいと思います。5年や10年はあっという間に過ぎ去りますから。(神元)



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