September 26, 2011  
     ちょこっと講座
#011 フォーラウェイ・リバース&スリップ・ピボット
 
 
 フォーラウェイ・リバース&スリップ・ピボットはポピュラーで誰でも使っているフィガーですが、みんなが使っているからといって決して易しいわけではなく、難易度はかなり高いフィガーなのです。こうしたフィガーをトップダンサーは 「何でもありません」 と涼しい顔で踊っているので、てっきり 「簡単に違いない」 と思ってしまいますが、現実はいつでも厳しいです(笑)。 しかし、私たちの挑戦したい気持ちは誰にも止めることはできませんから(笑)、できる限りうまく踊れる方法を考えましょう。
 最善の方法はできるだけ 「難しくしない」 ことだと思います。私が考える二つの 「難しくしている」 原因と、その対策は次の通りです。

<1>1歩目のフットワークを間違えると難しくしてしまいます :
 男性の1歩目は必ずヒールから出ているか、女性は1歩目右足後退のとき、前の左足はヒールになっているかチェックしましょう。この1歩目で男性が前進をボールから出たりすると、前進運動を抑制するため、上半身は女性に「バックして!」とリードしているのに、脚部は「行かないで!」と言う矛盾が生じます。
 女性も同じで、左足のボールやトウが床に残っていると、上半身は「後退しましょう!」といっているのに脚部は「来ないで!」と主張する羽目になります。練習では、まずここをチェックしてみましょう。

<2>スリップ・ピボット:
 「1歩目、2歩目の勢いに乗って3歩目も4歩目も元気にドンドン行きましょう!」 ― みたいな考えは止めます。ここは男女が入れ替わる所です。女性は3歩目右足をバックしたらトウを軸にその場にまっすぐライズし、次に必ず男性とスクエアに戻ります。
 男性も3歩目のフォーラウェイで左足に乗ったら、その場でライズする気持ちです。決して次のステップへとなだれ込まないようにします。以前、ヒルトン組のレクチャービデオを見ていたら、 「スリップ・ピボットは進んでいくステップではなく入れ替わるだけ」 と説明していました。

 この2点に注意して練習すると、フォーラウェイ・リバース&スリップ・ピボットはかなり楽になると思います。
 さて、私が目にする限りでは、サークルの人たちはこのフィガーを中央斜めに使っている人が多いように思えます。それは全然間違いではありませんが、適切な回転量を得られず目的の進行方向を確保できないでフォーラウェイ・リバース&スリップ・ピボットに嫌気を指している人はいませんか? そんな人に提案したいのは、コーナーに向かって踊る方法です。この方法は見栄えも良いですが、スリップ・ピボットで少しくらい回転量が足りなくなった場合でも、逃げ切りやすいと思います。勿論、きちんと踊って、計算通りの方向に踊って行ければ、それに越したことはありません。
 元世界チャンピオンのマイケル&ビッキー・バーのワルツで研究してみてください。

(コーナーに向かい)フォーラウェイ・リバース(123)〜 スリップ・ピボット(&) 〜 オープン・テレマーク(123) 〜 クイック・オープン・リバース(1&23) 〜 左へのシャッセ(12&3)



 参考までに、上のアマルがメーションを更に発展させたのがこれです。
(コーナーに向かい)フォーラウェイ・リバース(123)〜 スリップ・ピボット(&) 〜 ダブル・リヴァース・ウィング(123&) 〜 (左足OPに)オープン・テレマーク(123) 〜  クイック・テレマーク(12&3) 〜 クイック・オープン・リバース(12&3) 〜 左へのシャッセ(12&3)



 
  ハッピー・ダンシング! M. Kammoto