November 15, 2011  
     ちょこっと講座
#018 ルンバのテンションを知りたい!
 
 

テンションの話はとても難しいです。レッスンで教えるのも難しいのに文章で伝えるのは至難の技ですが、頑張ります(笑)!

テンションとは相手とのコンタクト・ポイントにおける「張り」を意味し、ルンバで片手ホールドをしている場合は、その手を通して、押したり引いたりするときの力の入り具合になります。しかし、本当に「力で押したり引いたり」すると大変なことになりますので、その違いを実験を通して体験してみましょう。

■壁からほんの少し離れた所で壁に向かって立ち、両手の指で軽く壁に触れます。それから、壁に寄り掛かってください(足は動かしません)。

1)今、あなたは、肘の力が抜けていると顔から壁にぶつかってしまうので、うまく調整しながら、壁に近づきましたね。

2)もし、肘に力を入れて寄り掛かろうとすると、壁にはぶつかりませんが、壁を押していることに気づくことでしょう。

3)肘のクッションをうまく使えば、フワーッと壁に寄り掛かることができます。

 壁を受け入れながら壁とひとつになる ― これが相手と近寄る時のテンションです。すなわち、相手を受け入れながら、相手に近づくのです。

ちょうどいい機会ですから、腕で壁を押しながら寄り掛かってみましょう。これは、相手を拒否しながら近づく、良い形ではありません。

 

■今度は、柱かどこかに指を引っ掛けて、足は動かさず、引っ掛けた所から離れるように体を倒してみましょう。

肘に力を入れながら倒れる、あるいは、腕が伸び切る所で肘に力を入れるのは「引っ張る」動作で、オープン・ヒップ・ツイストの2〜3歩目でよく見るパターンです。

柱を引っ張らないけれどバランスを取りながら体を倒していく ― そこが相手と離れときに使うテンションです。


そこから体を元に戻してみましょう。

腕に力を入れると、それは「引っ張る」です。柱は倒れてはきませんが、相手が男性だと引き寄せられてしまうかも知れません。

最小限の力で元に戻すことができたら、それがテンションを使った理想的な戻り方です。

以上のことを踊るときに応用します。

こうしたテンションは動き初めと終わりに使われ、その中間は、力が解放された状態にあります。

 

実際の練習では、例えば片手ホールドではお互いに指1本だけ触れ合って踊ってみるのは良いアイディアだと思います。

更に、自分のバランスを重要視した練習には、まず、指の外側同士を合わせて踊ってみましょう。

それがうまくできるようになったら、今度はホールドしたつもりで、つまり、完全なビジュアル・リードだけで踊ってみましょう。ベーシック・ステップなら通じる筈です。 

 
  ハッピー・ダンシング! Makoto Kammoto