December 27, 2010  
     ちょこっと講座
#024 ノー・フット・ライズって何?
 
 

質問:
「ノー・フット・ライズってなんですか?」(所沢市の菅さん)


回答:
ご質問ありがとうございます。ノー・フット・ライズ(No Foot Rise)のノー・フット・ライズを直訳すると「足のライズはない」という意味で、この動きを一言で説明すると、「ボディと脚部を上に伸ばすこと」となると思います。もう少し分かりやすい説明をすると、「トウに上がってのライズはしない」ということで、次の足が床につくまで体重を乗せている足のヒールを床から離さないで、その間、上体と膝でライズを行います。

ノー・フット・ライズはムービング・ダンスの内回り回転の1〜2歩間で行われます(もちろん例外もあります)。


実例を挙げましょう。
【1】例えばワルツのナチュラル・ターンを踊ったとしましょう。前半の1~2歩は女性が内回りですから、ノー・フット・ライズになります。その処理の仕方は、

<1>2歩目右足に体重が移動するとき、1歩目左足はヒールになりません。
実験すると分かりますが、ヒールを使うと、外回りの男性が行きたいところ以上に引っ張ってしまいます。

<2>2歩目右足に体重が移動するとき、左足のトウには上がりません。
実験すると分かりますが、トウに上がる「フット・ライズ」をすると、男性の前進を妨げてしまいます。

<3>では、2歩目の処理はどうするかと言うと、フラットのままで体重を乗せている所から、2歩目右足でサイドへの動きとボディ・ライズを意識してライズして行きます。結果として左足のトウは床の上を滑って行きます(これはフット・ライズではありません)。


ナチュラル・ターンの4~5(後半の動きの1~2歩)では、男性が内回りになりますので、上記と同じことを行います。


【2】スローのフェザー・ステップのように、回転を伴わない後退運動の所でもノー・フット・ライズが使われます。

フェザー・ステップの女性の2歩目右足と3歩目左足はNFRになります。そのため、フットワークは両方とも(TH)になっています。ここでは、男性がトウにライズしているのですが、女性はヒールにしかいられないので、目いっぱいボディ・ライズをして男性に合わせるようにします。

試してみると分かりますが、女性がボディ・ライズを意識しないと、男性とのコンタクトが外れてしまいます。

また、男性がライズしているため、「自分もトウにライズしなくては」と考える女性もいますが、それをすると、男性の前進運動を妨げてしまうことになります。


スロー・フォックストロットの男性のリバース・ターン後半の踊り方は例外になり、フットワークはTHTになります。この場所は、男性は内回りから瞬時に外回りに変化するためです。


拙書「サークルで上達するボールルーム・ダンス」では、NFRの箇所がすぐに分かるように、足型図の中に「☆」印をつけていますので、その場所では、上記のことを思い出して踊ってみてください。踊りが変わります。

 
  ハッピー・ダンシング! Makoto Kammoto