October 10, 2011  
     ちょこっと講座
026 ズルズルした感じのタンゴ
 
 
質問:
クローズド・プロムナードを踊ると、いつも“ズルズル”した感じがして気持ちが悪いのですが、何が原因なのでしょう? (女性)


回答:
ご質問ありがとうございます。
“ズルズル”した感じは、相手とのポジションのずれが原因と思います。タンゴでは「膝をゆるめ、低くして」踊るとのアドバイスを受けますが、その結果、ズルッとしてしまうことがありますので、まずは、膝をゆるめても、ボディもお尻も落とさないようにしてみてはいかがでしょう?

その他、“ズルズル”した動きを起こしてしまう原因として、一般的に考えられることをお話ししましょう。これらを、ひとつずつチェックして行くと、必ず、問題は解決されることでしょう。


(原因1)
1、2歩目はH(ヒール)から出ていますか? B(ボール)から出ると腰が引け相手とのずれが生じます。特に2歩目はBから出る人が多いので気をつけましょう。
 では、その「Bからでてしまう」原因はどこにあるのでしょう? それを考えて行く作業が大切なのですが、ここでは私がサークルで見かける原因をお話しします。

1.1歩目を出るときも2歩目を出るときも、上体が先に出て行き、腰の動きが後になっている。このように、少しでも突っ込んだ形になると、人は倒れないようにしようとしてBを使います。わざと突っ込んだ形で試してみると、多くの人はBを使いたくなったと思いますが、そのように、Bにはブレーキを掛ける仕事をするのです。

2.つまり、突っ込まないような形で動いて行くと、Hが使える確率は高くなります。

3.2歩目(内側の足)をBで出てしまいたくなる人は、1歩目を後ろに残しすぎている人が多いです。その結果、やはり、前倒れの形になり、Bで出てしまいます。1歩目を、少し早めに引いてくると、問題は改善されると思います。

 以上の点に気を付けると“ズルズル”した感じは、かなり改善されると思いますが、別の観点からお話しすると、フットワークを正しく使うことを考えて踊ると、逆に、突っ込んだ形が改善されることも多いと思います。ご自分に合った方法をお試しください。因みに、タンゴでPPからスタートするフィガーの1、2歩目は、一般的にHから出ます。これも覚えておくと良いでしょう。


(原因2)
原因と言うより対処法ですが、次の点にも気を付けてみてください。

1.一般的にPPからの1歩目は“S”です。これを“Q”のような気持ちで焦って出ないことも大切です。

2.グリップと腰骨の距離を崩さないように出てみてください。

これで殆どのケースは改善されると思います。


 最後に一般的な話ですが、女性は男性のリードで動きますから、1歩目も2歩目も3歩目も、歩幅は男性のリードを無視して出て行くことはできませんから、男性のボディに着いて行ってください。男性の動きに遅れをとると、それもまた、“ズルズル”した感じの原因になりますから、わずかなリードにも着いて行けるよう、いつでもスタンバイの状態にいるようにしましょう。それには、「今の足の上にいる」ことが大切です。
 
  ハッピー・ダンシング! 神元