February 26, 2012  
     ちょこっと講座
#032  クロス・ベーシックは常にワパチャ・タイミング?
 
 

質問: 
ワパチャ・タイミングと言うのを使っての、チャチャチャのクロス・ベーシックを習いました。この二つは、常に一緒の物ですか? もし、一緒なら、わざわざワパチャ・タイミングと言う必要がないと思うのですが。 また、ワパチャの意味と、クロス・ベーシックと「クロース・ベーシック」のどちらが正しいのかも、教えてください。 (井上さん 男性)


回答:
ご質問ありがとうございます。
クロス・ベーシックとワパチャ・タイミングは別々のものです。クロス・ベーシック(Cross Basic)にはクロス・ベーシックとしての基本の踊り方があり、他のチャチャチャのベーシック・ステップと同じ踊り方をします。すなわち、“2・3・4&1”のカウントです。

ちょっと横道にそれますが、ベーシック・ムーブメント(あるいは、クロース・ベーシック)と呼ばれる、基本の動きがあます。派手さがないためか意外と見かけませんが、基本中の基本のフィガーです。参考までに大まかな男性の踊り方を書き出しますと ― 
  ■ダンス・ホールドしたまま、
  1.左足前進してチェック(2)
  2.右足に体重を戻す (3)
  3〜5.左へシャッセ (4&1)
  6.右足後退してチェック (2)
  7.左足に体重を戻す (3)
  8〜10.右へシャッセ (4&1)

このベーシックの動きの1歩目と6歩目で、軸足をクロスしてステップするのがクロス・ベーシックです。

ここに、ラテン・アメリカンの先駆者であり、かつ、現代のラテン・アメリカンのテキストを作った、”ウォルター・レアード氏のレッスン・ビデオをアップします。踊りの中ほどに出てくるのがクロース・ベーシックで、ここではワパチャ・タイミングが使われていません。



一方、ワパチャ・タイミングは、クロス・ベーシック以外のフィガー、例えば、ベーシック・ムーブメント(= クロース・ベーシック)や、タイム・ステップ、ニュー・ヨークでも使えます。それ以外でも使えますから、実験してみてください。

ワパチャは Guapacha と綴り、スペイン語です。この意味については、ダンス団体から発行された用語辞典には「スペイン語の田舎者から来ている」と書かれていますが、「私のダンス用語ノート」を出版してからも納得がいかず、調べ続けていました。ある時、アルゼンチンのフェイスブック友達に尋ね、そこからコロンビアの人の所へ行き、分かったことは次のような説明でした。

「この言葉の意味はラテン・アメリカンでは、『可愛い』とか『フレンドリー』の意味で使われているが、他にも『楽しい・幸せ』 という意味もあるし、『何か違う事・特別な事』の意味もある」 ― と言うことでした。

よって、私は今、ワパチャを「楽しい事、何か違う事」と理解しています。

 
  ハッピー・ダンシング! Makoto Kammoto