May 5, 2012  
     ちょこっと講座
#046  スローのリバース・ターンが巧くできない
 
 


質問: スローのリバース・ターンがスムーズに出来ません。私のヒール・ターンができていないのか、男性はリバース・ターンの1の終わりでのライズがとてもやりにくいようです。解決策を教えて下さい。男性にも女性にも問題があるのでしょうね。(山口市のTYさん 女性)


回答: お便りありがとうございます。『問題は自分にもあるかも』と考えるのは、上達に欠かせない賢明な考え方と思います。さて、実際の踊りを見ずに回答するのは無謀ですが、役立つかも知れないアイディアを紹介します。

【男性が注意する点】
1.1の終わりでライズではなく、アップです。
ここをワルツのナチュラル・ターンの1~2歩目のように遠くの方に徐々にライズする感覚で踊ると、女性の2歩目が開いてしまうので注意が必要です。1では急激なライズからアップになり、2歩目の間もその状態が保たれます。この『急激な』とは、「1のステップをするや否や急いで」と言う意味ではなく、「ライズが急勾配」の意味で捕えると良いと思います。個人的にお薦めするのは、1歩目の上で心持ち長めにフラットにいようとすると、女性がヒールに乗ってから更に後ろへ行き過ぎるのを防止できる気がします。そこから一気にアップの状態にもっていきます。

2.女性に1歩目ヒールに乗った所で止まってもらい、彼女がヒール・ターンできる場所を確認しながら、男性の2歩目の場所を見つけましょう。


【女性が一人で踊る時】
まず、一人でヒール・ターンできるようになることは絶対条件です。練習時、気をつけるポイントは、

①上体と顔の関係を保ったまま1歩目はまっすぐ後退してみてください。左回転を意識すると上体が捻れたり、顔が体より左を向いたりしてしまいます。また、この後退でトウを内側に向ける、「トウ・ターン・イン」の方法を教わることがありますが、これも適度にやらないと上体が右に傾いて捩れることになります。もし、この問題にぶつかっていて、その解決策を探しているのでしたら、トウを少し外側に向けて後退すると、安定したヒール・ターンに入れますから試してみてください。結構お勧めの方法です。

②1歩目右足に体重が移動しかかった時、前にある左足はヒールになっていることも絶対条件です。トウやボールだと体重が前に残り、男性の前進を邪魔してしまうからです。

【男性と組んで踊る時】

男性と踊る時は「ヒール・ターンしようと思わない」ことです。
しようとすると積極的に左足を引くため、男性を引っ張ってしまいます。ここは内回りですから頑張らないのが賢明です。
フェザー・ステップ最後の左足の上にいながら、男性が出てくる分だけ右足を後退しようと心がけ、1歩目右足に乗りながら左足(今、ヒールになっています)の力を抜き
「どうぞお好きな所に私の左足を連れてって」
とでも考えながら放っておけば、奇麗なヒール・ターンができます。この踊り方は、ナチュラル・ターンでヒール・ターンする時も同じです。

どうぞ、これらの方法を試してみてください。
あっ、そうそう。フェザー・ステップ最後の左足トウが、もし外を向いていたら、まっすぐに直して下さいね。

(*この記事は2009年のダンスウイング50号に掲載したものをベースに書き直しました)

 
  ハッピー・ダンシング!  神元 誠/Makoto Kammoto