July 15, 2012  
     ちょこっと講座
#056 タンゴのストップ・ロック
 
 


タンゴでフォーラウェイ・ウィスクを踊る時、後続フィガーにはストップ・ロックが人気あります。そこで今回はストップ・ロックのカウントの取り方について書こうと思います。

かつて、友人からストップ・ロックのカウントを質問されました。彼は、彼の先生から教わったように踊ると、次のサイド・クロスでカウントがずれて困るというのです。

下が、彼の教わった踊り方です。( )の中の拍数は、後の説明のために入れてあります。

1.フォーラウェイ・ウィスク(SQQQQ = 6拍)
2.ピボット(QQ = 2拍)
3.ライト・ランジ(QQ = 1拍)
4.ストップ・ロック(Q&S& =3拍)
5.シンコペーティド・サイド・クロス(QQ& = 2拍)
~ここからフォーラウェイ・ウィスクへ~
(注:“&”カウントはその前のカウントに含まれます)


ここでタンゴの音楽について説明しますと、音楽は2/4か4/4拍子で演奏されていますので、2/4拍子なら1小節に四分音符が2個(=QQ)、4/4拍子なら1小節に四分音符が4個(=QQQQ)で構成されています。つまり、あるフィガーに入る時には1拍目か3拍目で入らないと音楽的にずれが起こってしまいます(ウォークの1歩目を2拍目で入るとおかしい感じがしますね)。

従って、友人が言う「教わったカウントで踊ると次のサイド・ロックで音楽からずれてしまう」原因はストップ・ロックで3拍使っている所にあることが分かります。

これを解消するには、ストップ・ロックのカウントを変えなくてはなりません。次のいずれかの方法を選んで踊るとよいでしょう。

【その1】 右足後退(Q)→ 左足クロス(&)→ 右足後退(QS)→ 左足クロス(&)

【その2】 右足後退(Q)→ 左足クロス(Q)→ 右足後退(S)→ 左足クロス(&)

このカウントの踊り方も、すごく素敵です。下の動画は鷲見広与志・直子先生によるタンゴのレクチャー風景です。この中では(QQS&)のカウントが用いられています。ご覧ください。



 
  ハッピー・ダンシング!  神元 誠/Makoto Kammoto