August 19, 2012  
     ちょこっと講座
#061  内回りと外回り
 
 


以前にもどこかしらで同じ内容の事を書いていますが、大切な話なのでこのホームページでもご紹介し、記録に留めたいと思います。

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サークルのSさんが
「いまさら恥ずかしいのですが、内回りと外回りって、どうやって分かるのですか?」
と質問してきました。確かに「いまさら」という気持ちも分かりますが、私もそういう時がたくさんありますからご安心ください。この先知らないまま行くより、今質問したほうがずっといいですし、知るということは踊り方も変えてくれます。スタンダードのケースを例に説明します。

◆回転の内側にいる人が行う回転を「内回り回転」、回転の外側にいる人が行う回転を「外回り回転」といいます。分かりやすくいうと、後退の人は常に内回りで、前進の人は常に外回りです。例えばワルツのナチュラル・ターンの場合、前半では男性が外回り(女性は内回り)をして、後半では男性が内回り(女性が外回り)に変わります。

これで内回りと外回りの見つけ方は大丈夫ですね。では、ついでに、二つの踊り方には違いがあることも勉強してしまいましょう。


◆内回りと外回りの違い: 
(1)移動距離と回転速度を見ると外回りの人は移動距離が大きい分、内回りの人より回転速度は速く、反対に、内回りの人は移動距離が小さい分、外回りの人より回転速度は遅くなります。このため、内回りをするときは外回りのときより「穏やかに」回転するよう心がけなければなりません。

(2)内回りと外回りのもうひとつの大きな違いは回転の仕方にあります。通常、ひとつの回転は3歩間で行われますが、内回りの人は始めの2歩で回転を完了しています。一方、外回りの人は1~2歩間と2~3歩間で回転を2分割して行います。ワルツのナチュラル・ターン前半(3/8回転 = 135度)を例に取ると、内回りの女性は2歩目をステップした時点で足の回転は完了していますが(体の回転は3歩目で完了します)、外回りの男性は1~2歩間で1/4回転(90度)し、2~3歩間で残りの1/8回転(45度)を行います。

*外回りの人が始めの2歩で必要な回転量を一気に得ようとしたり、あるいは、内回りの人が始めの2歩で体の回転を完了したりしてしまうのは、初心者が陥りやすい誤りです。

これでお分かりいただけましたか? 

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  ハッピー・ダンシング!  神元 誠/Makoto Kammoto