September 9, 2012  
     ちょこっと講座
#064 基礎を造り直す
 
 


ある日、家を建てる夢を想像してみました。掘り起こしたり地ならしをしたりした後で基礎部分を枠で囲み、コンクリートを流し込み、それから家の部分を作っています。このように基礎工事をしっかりすることで、きちんとした家ができるのでしょうね。

ところがダンスを考えると、ホールドを含む上体の形を、先にしっかりさせようとしている人を多く見かけます。これは基礎工事をしないで上屋を建てているようなもので、一見立派なお家が建っても、強風や地震に耐えることはできないでしょう。

ダンスを始めると真っ先に「ホールド」を勉強し、男性はしっかりした男らしいホールドを、そして女性は、左後ろに少し反るような女性らしい美しいホールドを目指します。それはそれで悪いことではありませんが、そうした人の多くが、腰から下の動きも固まっているのに気づきました。

そこで思いついたのが「ヘロヘロ踊り」です。皆で、これを試してみましょう。

1. ホールドのことはそんなに考える必要はありません。
2.仕事で体中が疲れ切り、膝にも腰にも力が入らない状況を想像します。
3.お腹も減っています。
4.それでも家に帰らなくではいけないので、できるだけ体力を消耗しないで歩きます。
5. 周りの人の目があるので、「武士は食わねど・・・・」の精神で、顔だけは疲れを見せない「知らん振り」をしています。

そんなイメージで ― そう、タコのようなイメージで、踊ってみてください。結構うまく行くことまちがいありません。

そういえば、以前に聞いた、ホーソンのレクチャーの中で、「(自分は)例えば下半身の練習に10年間かけたとすると、上半身は1年しかかけていない。」と話していました。基礎工事の大切さを物語る一言ですが、上の練習方法はまさにこの基礎工事の一部分なのです。

効果はてき面で、すでに実行した人全員から、
いままでこんなに良く踊れたことがない!」とか
革命だわ!」との声が上がっています。

さあ、“足腰ヘロヘロ練習”で踊れる自分を発見しましょう!
それでも、「ヘロヘロなんてイヤよ!」 ―― こんな声も聞こえてきそうです。
大丈夫ですよ。コンクリートが固まれば、次の段階へ進みますから。

*「私の資料室」では、これを一枚のフライヤーにしたデータをアップしています。【一般】へどうぞ。

 
  ハッピー・ダンシング!  神元 誠/Makoto Kammoto