September 16, 2012  
     ちょこっと講座
#065  ナチュラル・トップのヒップ・ムーブメント
 
 


質問
ルンバのナチュラル・トップにヒップ・ムーブメントはありますか? 私が持っている本には、「ヒップ・ムーブメントはない」と書いてありますが、いろいろビデオを見ていると、なんとなくあるように思えるものもあります。それは、どうなのでしょうか。

また、リバース・トップやコンティニュアス・サーキュラー・ヒップツイストにヒップ・ムーブメントはありますか?


回答:
さっそく手元のテキストで調べてみました。

男性のナチュラル・トップには次のように書かれていました(原書から訳しているため、日本語のテキストとは言い回しが若干違うかもしれません)。

(1)IDTAのテキストには、「スピードと回転が継続するため、最終歩を除き通常のヒップ・アクションは起こらない」

(2)ISTDのテキストには、「回転継続で膝が伸び切らないため、ほんの少しだけナチュラル・ヒップ・ムーブメントが使われる」

■リバース・トップのヒップ・ムーブメントに関してはナチュラル・トップと同じ説明が入っています。

コンティニュアス・ヒップ・ツイストでは、足がクロスする所はナチュラル・トップと同じで、それ以外の所ではヒップ・ムーブメントが起きます。

参考になったでしょうか。


ナチュラル・トップのテキストによる微妙な表現の違いをどう判断して踊るかはあなた次第です。

あなたがDVDで見た人にヒップ・ムーブメントが「なんとなくあるように見えた」のは(2)のせいかも知れませんが、上の情報を念頭にビデオの人が通常のフォワード・ウォークやクカラーチャと同じレベルのヒップの使い方をしているのかどうかを観察されるとよいと思います。また、クロスした足の使い方(フットワーク)次第でも動きに違いが出ますから、そこも観察の対象にすると良いでしょう。

因みに、IDTAでのフットワークはTHTになっており、「Tでステップし、次のステップに移る時にフットワークが完了する」との注記があります。
ISTDのテキストには1,3,5,7歩はプレスト・バックワード・ウォークと書かれており、その足の使い方を見みると、「まず、パート・ウエイトでボールで床と捕らえ、次に全体重を足にのせながらヒールに下り、膝を伸ばす」となっています。

これを機に、IDTA、ISTDどちらの協会のでも構いませんから、教師用テキストを購入されることをお勧めします。時代によりフィガー名や内容が一部変更になることもありますし、今回の様にテキストによる違いもありますが、勉強を続ける者には靴と同じくらい大切ですし一生使えます。

 
  ハッピー・ダンシング!  神元 誠/Makoto Kammoto