ちょこっと講座
#066 リバース・プロムナード・リンク
 
 

November 25, 2012


#073  軸足を忘れる

ラテンの話です。

私たちはラテンで綺麗に踊ろうとして、つい出て行く足のことばかりを考えがちではないでしょうか?

しかし、ラテンはモダンと異なり、足をスイングすることはありませんから、前進ウォークでは出て行く足を考えるのではなく、押し出す足を考える必要があるのではないかと思います。


フリー・レッグはスイングしないので、スタンディング・レッグが押した分だけ体と一緒にフリー・レッグが出る。そして、ひとたびフリー・レッグがスタンディング・レッグになると、その足ではもう他に何もする仕事はありません。

「いやいや、先生には『しっかりその足に乗り、床に刺し込むように使う』と言われますよ」と考えている人がいるかも知れませんね。

では、そうなのか、実験をしてみましょう。
●その場で片足に立ち、〝しっかり、床の中に足が入り込むように″立ってみましょう。

●次に、同じ形で力を抜いて立ってみましょう。


違いが感じられましたが? きっと、何も変わらなかったことと思います。片足に立った状態でバランスの取れた所で力を抜いて立てば、それ以上の力を床に向けて使う事はできない、と私は思います。

ですから、出て行った足の上に乗ったなら、その足の事は忘れ、代わりに押し出してきた後ろ足に注意を払います。綺麗な形になっているか、あるいは、ヒップは上がっているか ― そうした事の方にに注意を払うと良いと思います。

プロの人たちが踊るラテンの美しさも、後ろ足にあると思います。


スタートではヒップが綺麗な形にしてあるのに、1歩動くとヒップが落ちて困っている人は、トウを乗り越す所に気をつけてみてください。私が観察する限りでは、フリー・レッグが前方の床につく直前のサポーティング・レッグはまだ体重がかかっている後ろの足ですから、その足のトウを乗り切るまで、ヒップに注意を払ってみてください ― なんてことを自分に言い聞かせています(笑)。

 
  ハッピー・ダンシング!  神元 誠/Makoto Kammoto