ちょこっと講座
#078 ルンバの源流を旅する
 
 

2012/12/30

#078 ルンバの源流を旅する

 2007年の事、イギリスのウェブサイト(DanceSport UK)に、次のようなルンバの解説が載っているのを偶然見つけました。こうした、ちょっとした情報があるだけでもルンバを踊るイメージが湧くと言うか、変わる気がします。ただ習ったステップを踊るだけじゃ駄目なんだよなーって - 。

     * * *
 「ルンバはキューバから発生した熱帯地方の典型的な踊りで、ラテン・アメリカン・ダンスの中で最高級の踊りになりました。現在使用されている基本フィガーの多くは、その昔、女性が女性の魅力を使って男性を支配しようとした物語が含まれています。すばらしい振り付けにはいつでも、“相手の気をそそって、そして離れていく仕草”、つまり、男性がそそのかされ、最後に拒否される要素が含まれているものです。
 パナマ市のマルコスさんは最近、次のような補足をしてきました。
『ルンバには、・Guaguanco(ワワンク?)、・Yambu(ヤンブー?)、・Columbia (コルンビア)の3つの動きから成り立っています。

●ワワンクでは男性が女性にセックスを迫り、女性がそれを受け入れます(勿論ダンスでの話ですが)。

●ヤンブーでは女性が男性をそそのかし、最後になって男性が腰を使うのを拒否します。

●コルンビアは後から出てきた動きで、ごく少数の田舎町で踊られていただけです。

 個人的に、ルンバは最もアフリカ系キューバらしい音楽で、鑑賞にも、踊るにも最高だと思っています。こうした情報がルンバを広めるに役立つことを願っています。』
― と。
     * * *

 それから更に調査していくと、偶然、これら3つの踊りの説明に出会いました。ラッキー! 


     * * *
 “キューバン・ルンバは、guguanco(ワワンコ)、columbia(コルンビア)、そしてyambu(ヤンブー)の3種類に分類することができる。

●ルンバ・ヤンブーは最も古い踊りで、お年寄りのルンバとも言われることがある。それは音楽がゆっくりしているからだ。ルンバ・ヤンブーは、一人で踊る場合は主に女性が踊ります。男性が一緒に踊る時、男性は女性を挑発しても良いのですが、ルンバ・ワワンコで用いられるvacunao(バクナオ = ワクチンの意味)と呼ばれる(セックス行為の)シンボル的な動きは使いません。

●ルンバ・ワワンコはヤンブーより速いテンポで、リズムもより複雑で、男女が互いに気を引こうとする動きを伴います。女性は男性を誘惑したり、男性から自分の身を守ろうともします ― このとき男性はハンカチで女性を軽く打ったり、手・足・腰などを女性に向けて投げかけ(女性に触れたいとか親密になりたいというシンボリックな動きでバクナオと呼ばれる)、ガードが外れた女性を捕えようとします。そ女性はスカートで自分の腰部を守り、そして体から性的エネルギーを消し去ります。

●ルンバ・コルンビアは動きの速いエネルギッシュな踊りです。ソロの男性ダンサーはドラマーに向かってより複雑なリズムを要求し、自分が踊る創造的でアクロバチックな動きを模倣するよう挑発します。他の男性と敏捷性、強さ、自信、はたまた、ユーモアのセンスまでも競うことがあります。このコルンビアにはコンゴのダンスやスペインのフラメンコなどの動きが含まれ、近年ではブレークダンスやヒップ・ホップの動きも入りだしています。女性もまたコルンビアを踊り始めました。
(Wikipedia)
     * * *

 な~るほど、キューバンのルンバの大元って自分たちが踊るルンバとはまるで違うんだ…。でもどうしてなんだろう? どうやって今の、僕たちが踊っているルンバに変わって行ったのだろう ―― 少しの共通も見つけられなかった感が残ります。でもそれはこっちが勝手にそう考えているだけなのかも知れません。

 そういえば、私たちが踊っているキューバン・ルンバは突然変異的に発生した、とどこかで読んだことを思い出しました。

 
  ハッピー・ダンシング!  神元 誠/Makoto Kammoto