ちょこっと講座
#081 タンゴらしさはどこで表現?
 
 

January 19, 2013


#081 タンゴらしさはどこで表現?

質問:
タンゴの「らしさ」は、レッグ・アクションとネック・アクションにあると思っております。このネック・アクションについては、いつ・どこで・どのように・したら良いのか分かりません。何かルールがあれば教えてください。(KKさん 男性)


回答:
タンゴの音楽は基本的に第1Qにアクセントが置かれています。このことを頭に入れておくと良いでしょう。


タンゴらしさを表現するためのネック・アクションに関して、決められたルールはないと思いますが、ネックをシャープに使う場合が多いのは何故かと言うと、動きを音楽のアクセントに合わせるからです。それがPPになる時とスクエアに戻る時、即ち第1Qです。

その時、首の芯がみぞおちまで入っているとイメージしつつ、ネックの力を抜いてスッとしておくとシャープなアクションができるでしょう。

一般的にネックはシャープに返しますが、表現方法によっては、例えばコントラ・チェックからゆっくり女性を起こし、ゆっくりゆっくりPPになることもできます。それも、音楽がどうなっているかを考えて行ないます。激しいネック・アクションを多用するとかえって、タンゴらしさが失われてしまいますので気をつけましょう。


私は、踊り手は音楽を無視してアクションだけを追いかけることはできないと思っています。ですから、今、流れているタンゴの曲が何を表現しようとしているのか、何を語らんとしているうかと考えながら踊り、音楽と対話するような気持ちで自分を表現しようとすると、「音楽と合う」とか「しっくりいく」というのになるのだと思います。つまり、踊りの前に、まず音楽があるのです。ですから、自分で音楽を用意できるデモとか発表の場では、ルーティンを組む前に音楽を良く聞く作業が当然必要です。

現代は様々なビデオやDVDが出ていますので、自分の好みのダンサーのデモ映像を入手して研究してはどうでしょう? その時は、音楽と動きの関係も、よくご覧になってください。


 
  ハッピー・ダンシング!  神元 誠/Makoto Kammoto