ちょこっと講座
#111 滑る床対策
 
 


August 17, 2013


#111 滑る床対策

 「今日の床は滑りますね。こういうときはガリガリが一番ですか?」 ― と声をかけられたことがありますが、靴裏のゴミをブラシでガリガリ取り除くのは実に効果的です。

 ダンス教室のように環境が許せば滑らない床にパウダーを撒くのも効果的です。しかし、公共の場所など、ダンスだけが使用目的でない場所ではパウダーを禁止する所もありますから気をつけましょう。

 床が滑る時にはガリガリかパウダーですが、反対に滑り過ぎる時にはワックスを使います。蝋の塊や蝋燭をナイフで削って撒くのです。障子やふすまの滑りが悪いときにはワックスを塗るのに、ダンスでは滑らないようにワックスを使うと知った時は本当に驚きました。また、ワックスを使えない場所ではぬれ雑巾で靴の裏を湿らしたりもしますが、公共の場所ではいずれの方法も禁止する所もありますから、気をつけましょう。
 滑る原因として床の上の埃も考えられますから、主催者側は使用前に床の掃除をすることをお勧めします。単にマナーの問題ではなく踊りのためにもなります。使用後は、次に使用する人たちが気持ち良く使えるようにもう一度掃除をすると最高ですね。


 床が滑る、滑らない、靴が減って滑る、あるいは靴が新しくて滑らないなど、こうした場合、自分の踊りで対応することも必要です。つまり、床や靴の状態に合わせて、体重移動を的確にするわけです。
 以前、ホーソン組のレクチャーに参加した時のことですが、そこの床はツルツルで、ホーソン氏も壁際の私の傍に置いてある濡れ雑巾を使っていました。スローのデモの前に濡らしに来たので「スケートリンクみたいですね」と声をかけると、「大丈夫だと思うよ」とにっこり。本当に大丈夫でした。気をつけてはいたのでしょうが、二人のスケールの大きな踊りに変わりありませんでした。

 床が滑る日は、踊りをコントロールしていたホーソン組を思い出します。


 
  ハッピー・ダンシング!  神元 誠/Makoto Kammoto