#391「魔法の言葉」第1章1~2話「靴の中の足の指」と「トウを縮めない訳」

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#391「魔法の言葉」第1章1~2話「靴の中の足の指」と「トウを縮めない訳」

「社交ダンスがもっと好きになる魔法の言葉」はここから始めましょう。

 

 

⬛第1話「靴の中の足の指」

このコラムはおどりびより」☀第6話 靴の中の指 で紹介していますが、「私のダンスノート Part 2」にもきちんと残すことにしました。

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⬛第2話「トウを縮めない訳」

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この話の続編を下に紹介します。これは、「魔法の言葉第2弾」用に用意していた原稿でしたが、ダンスファンもなくなり、今後出版されることもないと思い、おどりびより」☀第7話 トウを縮めない訳 として紹介しました。

 

⬛続「トウを縮めない訳」

これはちょっと面白く、私たちの大好きな話です。

 

ある夜、夕食を終えてゴロゴロしている私に、妻がニッコリ、でも、少し不思議そうな顔で話しかけてきました。

今日、気功で立つときにね、面白いんだけど……先生が「足の指を使わないで立つ」って説明したの。

彼女は梁気功の講座に通っていて、そこでは最低30分から2時間近くまで立ち続けます。

 

すると、立っているのがすごく楽なの。これって、もしかしたらダンスに使えないかしら? ちょっとタンゴで、やってみない?

 

・・・てな展開になって、急遽そこら中の物を片づけ、勢い余って自分まで片づけて……(ま、それはないけど)、クローズド・プロムナードをトライしてみると動きが実にいい感じなのを発見しました! 

「指に力を入れない」というより、むしろ、指を意識しないでヒールからボールだけを抜けていく感じで踊ってみたのですが、実にいい感じだったので笑っちゃいました。

以来、自分たちの中では「これは使える!」と思っていましたが、所詮、趣味の社交ダンス範疇の話。世界のトップ・ダンサーはどうしているのか、知る由もありません。

 

ところが、偶然にもチャンスが訪れました。😀
2016年のJDC東京コングレスでヘーゼル・フレッチャーさんが

👸「足の指に力を入れると足首の自由が奪われる」
と話し、次のように説明しました。

(*)Hazel Fletcher (元ラテン・アメリカン世界チャンピオン)。新聞は合成です。

 

👸「解剖学的に足と手はとてもよく似ています。そこで皆さん、両手を前に出し、指に力を入れてみてください」

(参加者は指示に従う)

👸「そのまま手首をぶらぶら振ってみてください」

(全員、首を横に振る)

👸「振れないですね。今度は、指の力を抜いてください。そして手首を振ってみてください」

(全員、笑って首を縦に振る)

 

彼女は続けました――

👸「足首も同じです。足の指に力を入れると、足首の自由が奪われます。私はダンス人生の中で、足の指を縮めて踊ったことは、一度もありません」

 

遂に世界のトップ・ダンサーの足の使い方を知ることができた帰り道、妻と私はうれしくて、スキップしたいくらいでした(笑)。

 

皆さんも、やってみてください。つまり、「足の指は縮めないで、上手に使ってみてください」。私たちの踊りから足首の自由が奪われたらそれこそ大変ですからね。

 

通常私たちは「何かをする」をレッスンと思ってしまいますが、実は、「指の力を抜く」のように、「余分なことをしない」ようにするのも、立派なレッスンなのです。

 

ハッピー・ダンシング!

 

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