#423「23.ジャイブ(またはアメリカン・スイング)」

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#423「23.ジャイブ(またはアメリカン・スイング)」

今回は「モダン・ボールルーム・ダンシング」の最後のフィガー解説「23.ジャイブ(またはアメリカン・スイング)」をお届けします。

 

目次

 

 

23.ジャイブ(またはアメリカン・スイング)
(Jive (or American Swing))

 

ジャイブを習いたい初心者には、ロックンロールの章はとても良い準備となります。二つの踊りの大きな違いは、ロックンロールではシングル・リズムの所をジャイブではトリプル・リズムと呼ばれる踊り方をしている点です。即ち、ロックンロールの‘S’はジャイブでは‘S’(トリプル・リズム)になります。

 

 

音楽

4/4拍子。2種類の基本リズムがあります。

(1) 1小節の中に2歩のQQとジャイブ・シャッセ(トリプルリズム)が1セット(QaQ)
(2) 1小節半の中に2歩のQQとジャイブのシャッセが2セット(QaQ、QaQ)

 

こうしたリズムは、2個のシングル・ビート(QQ)のステップでは「1、2」、シャッセの所では「3と4」と声に出すのが一番良いでしょう。当然、これは音楽的に正しい事ではありません。「1,2、3と4、3と4」と言った場合、あたかも1小節に2回のシャッセが含まれているかのように感じられますが、それは明らかに間違いです。3拍目も4拍目も各小節には1回ずつしかないからです。2回目の「3と4」は次の小節に入るものです。

 

しかしながら、この様にカウントするのは生徒にも先生にも大変便利だという事が長年の経験が実証しています。下に掲げる音の長さとカウントについて勉強すると理解できるようになるでしょう。

 

1小節構成

ステップ ステップ ジャイブ・シャッセ
カウント

または、

音の長さ

3  と  4
Q  a  Q
3/4 1/4 1

 

1小節半構成

ステップ ステップ ジャイブ・シャッセ ジャイブ・シャッセ
カウント

または、

音の長さ

3  と  4 3  と  4
Q  a  Q Q  a  Q
3/4 1/4 1 3/4 1/4 1

 

もう一つ「ダブル・リズム」あるいは「ツー・ビート・ジャイブ」と呼ばれるものがあり、トリプル・リズムに使われている3歩を‘QQ’とか‘3,4’と数える‘タップ-ステップ’に置き換えるものです。

 

この場合、カウント3では体重の一部を、カウント4では全体重を乗せ、ジャイブ・シャッセの‘a’カウントの動きは完全に省かれています。このダブル・リズムも魅力的ですが、トリプル・リズムで踊る通常のジャイブでは、時折リズムに変化をもたらす場合のみ使われるべきでしょう。ダブル・リズムの多用は、だらけた印象や音楽的表現が貧しい印象を与えてしまうので、これから出てくるすべてのフィガーはトリプル・リズムを使っています。また、このトリプル・リズムは英国ダンス評議会の元に開催される競技会やメダルテストに、おおよそ1分間に44小節の速さで使われているものです。この速さは、勿論、早くなることもあれば遅くなる事もあります。

 

 

 

ホールド

サンバのホールドに似ていますが、もっと緩んで柔軟性に富んでいます。両腕は少し低めに保ちます。この形はノーマル・ホールドとして表現してあります。ジャイブで頻繁に使われるオープン・ホールドとは、男性が左手で女性の右手を取って離れた所に位置した形です。腕は腰より少し高めに置き、肘は伸ばし切りません。

 

 

 

リード

リードのほとんどは男性の腕のテンションから伝わり、それを感じるべく、女性は腕の筋肉で抵抗して対応します。女性がこの様な方法を取らなければ、男性がアメリカン・スピンのようなフィガーのリードをする事は不可能になります。ですから女性は、男性がリードしようとするとき、決して緩んだ腕をしていてはいけない事を覚えておいてください。

 

 

 

ジャイブ・シャッセ

3歩から成り立ち、前進、後退、横(左右へ)そして、回転(左右の)等があります。シャッセでは「3と4」のようにカウントし、「と」の足は「3」の足に半分ほど寄せ、決して揃えません。実際の足の動きは、とても歩幅を小さく使います。

 

 

 

フットワーク

すべてのステップはボールから出、ヒールは床から少し離れているか軽く触れる程度です。ボディ・ウェイトは前傾気味に保ち、決してヒールにおりる程後ろに持って行きません。膝は自然に緩めておきます。腰は自由に動くようにしておき、足に体重が乗ったとき、腰が僅かに横に上がるのを感じるようにします。ベーシック・ムーブメントでもそうですが、ジャイブ・シャッセを横に踊った場合は特にそうです。前進のステップでヒールから出ることはありませんが、女性が上級ジャイブ‘スタイル’でヒールを使う事があります。

 

 

 

アラインメント、または、ダイレクション

ジャイブではフロアの周りを進んでいく事はありませんので(ウォークは別)、どの方向を向いて踊り始めても構いません。

様々な種類の音楽がジャイブに適しているため、その音楽解釈は個々のダンサーによって変化します。そのため、これから出てくるフィガーの説明では、足の置く位置や回転量はおおよそのものと理解してください。ジャイブを踊る人が「と(ア)」のカウントにアクセントを置く事は決してありません。そこにアクセントを置くと踊りが忙しく、ギクシャクして見えるからです。演奏される音楽に合わせ、別の所にアクセントをつけるようにします。

 

 

 

 

 

 

書籍では、ここからフィガーの詳細になります。下の分割されたPDFを開くと書籍のページになります。

 

⬛フィガーの説明1

1.ベーシック・ムーブメント
2.ロック・ベーシック
3.ベーシック・ムーブメント・イン・フォーラウェイ
4.ベーシック・スローアウェイ
5.プロムナード・ウォークス
6.右から左へのチェンジ・オブ・プレイスィズ

 

Download (PDF, 984KB)

 

 

⬛フィガーの説明2

7.左から右へののチェンジ・オブ・プレイスィズ
8.チェンジ・オブ・ハンドの入った右から左、左から右へのチェンジ・オブ・プレイスィズ
9.リンク
10.ウィップ
11.チェンジ・オブ・ハンズ・ビハインド・バック
12.アメリカン・スピン

 

Download (PDF, 1.1MB)

 

 

 

次回は「巻末と写真」をお届けします。

 

ハッピー・ダンシング!

 

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