#442「魔法の言葉」第1章6話「膝はどっちに曲がる?」

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#442「魔法の言葉」第1章6話「膝はどっちに曲がる?」

どこかの誰かのダンスに役立つことを願い、「社交ダンスがもっと好きになる魔法の言葉」(神元誠・久子著/白夜書房 2017年)を公開しています。

 

😀このコラムは「社交ダンス情報メディアおどりびより」の「連載コラム」でも読むことが出来ます。

 

 

⬛体に関する11の話(第6話)「膝はどっちに曲がる?」

 

膝関節は骨格上、前に曲がるように設計されています。

 

 

「そんなこと、誰でも知ってる!」

 

と言われそうですが、スタンダードを踊っていて、ロアーしているつもりでも、膝があまり前に曲がっていないことがあります。

 

前進運動でそれが起こると、「おしりが落ちている」形になりますし、

後退運動でそれが起こると、「バック・バランス」で倒れるか、おしりから後退することを意味しています。

 

 

 

【実 験】

 

その場に立って、垂直なバランスで膝の曲げ伸ばしをしてみましょう。

 

もっとも自然にできるときは、足首と膝と股関節が上手く連動しているのが観察できるでしょう。

反対に、足首を固めていると膝は前に曲がりにくいですし、おしりが後ろに逃げていると、膝は曲がっても前の方にいかないことが分かります。

 

 

 

タンゴのクローズド・プロムナードでは

サークルで観察していると、例えばタンゴのクローズド・プロムナードで、1歩目でも2歩目でも、足は出ていても膝の緩みが足りないと、動きに勢いが出ません。

試しに「膝を(前に)出す」と思って踊ってみましょう。動きがずっとスムーズになることでしょう。

 

 

 

ルンバ・ウォークでは

ルンバ・ウォークで前進するときも、後ろの足を前に出すときは、

「いったん膝を緩め、膝を前に出す。それから膝を伸ばし、足を前にポイントする」

と思ってステップしてみてください。素晴らしく美しい足の使い方ができます。

 

 

「膝の使い方を考える」と言う単純なことだけで、今持っている技術がフルに使えるようになります――――

今、ポンと膝をたたいた人――――好きだなあ、そういうリアクション(笑)!

 

 

あらゆる場所で膝は前に
使おうと、試してみましょう。

 

(「魔法の言葉」第1章6話おわり)

 

 

 

おまけの話

書籍のように紙面の都合がありませんから、おまけにワルツのシャッセ・フロム・PPの場合もお話しましょう。こんな実験をしてみて下さい。

 

例えばウィスクから入る場合、男女とも

⚫ウィスク・ポジションにある「両膝を同時に前に」出してシャッセ・フロム・PPの1歩目に踏み出してみて下さい。

 

⚫続くシャッセ・フロム・PPの2歩目は「進行方向ではなく1歩目の膝が曲がっているのと同じ方向に2歩目の膝を振り出し、その延長戦に靴を投げ出す感じで踊ってみて下さい。

 

🙋そんなことしたら、相手を蹴っ飛ばしちゃうじゃない!

 

と思ってしまいますが、心配御無用。

振り出した足は、無理なく理想的な位置に着地することでしょう。

必ず「両膝が同じタイミングで動き出しているか」どうかを確かめながらトライしてみて下さい。

 

ハッピー・ダンシング!

 

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